福岡県における産業構造は、明治から昭和の高度成長期にかけては、筑豊、大牟田地区より産出される石炭を原材料とした産業が発展した。北九州市では官営製鐵所(現・新日本製鐵八幡製鐵所)を中心に鉄鋼業・製造業が発展し、大牟田市では化学産業が発展していった。そして、北九州市周辺は北九州工業地帯と呼ばれるまでに発展をした。
しかし、1960年代に国内の主要エネルギーが石炭から石油へと転換すると、多くの炭鉱は閉山していき県内における石炭産業は衰えていった。また、石炭を利用して栄えた基礎素材型産業も、その生産地域を太平洋沿岸地域へと次第にその中心を移していった。
その後、福岡県では産業構造を変化させるため自動車産業の誘致に取り組み、現在県内には日産自動車、トヨタ自動車という2つの会社が車両製造工場を操業している。また、2004年12月には福岡県に隣接する大分県中津市にダイハツの工場が操業を開始し、苅田町にはトヨタ自動車のエンジン工場が進出を予定している。このように北九州工業地帯に自動車関連産業の占める比重が大きくなった。
また、九州はシリコンアイランドと呼ばれるように多くの半導体製造工場や研究開発拠点がある。
高度成長期以降、福岡市周辺に経済、行政、文化等に関する様々な機能が集積し、九州の中枢としての性格が強まってきた。
近年では、商業施設の充実や高速道路網の整備等もあって、福岡都市圏の消費マーケットは九州北部を商圏とする規模にまで拡大しており、現在では第3次産業中心の産業構造となっている。
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